『有酸素運動をしないと脂肪は燃えない。痩せない。』
と思っている人があまりにも多いので、お伝えします。
まず、ダイエットでよく『有酸素運動をしましょう。』と言ったりしますがその理由は、
○ウォーキングなどの強度の低い有酸素運動は、お手軽で始めやすいから
○脂肪を効率良く燃やす運動だから
○CMや広告イメージで刷り込まれたから
だと思います。
僕は体重を落とすなら、有酸素運動はもちろん効果は出ますので、良いと思います。
しかし、その反対の筋トレのような無酸素運動でも体重は落とせます。
なぜか?
それは筋トレでも【消費カロリー>摂取カロリー】になるからです。
これがいまいち浸透していないと感じるので、お伝えします。
理由は、大きく分けて3つあります。
1、有酸素運動と同様、筋トレでも消費カロリーはある。
当然ですが、筋トレでも消費カロリーはあります。
直接脂肪をたくさん燃焼しなくても、消費カロリーはありますから、糖新生が起こり、タンパク質さえ不足していなければ、筋肉は減らずに脂肪が使われていくので、脂肪が減少していくことになります。
そもそも、運動量を増やさなきゃ痩せないわけではありませんので、【消費カロリー>摂取カロリー】にするために、運動だけを頑張る必要は無いんです。
2、筋トレをすることで、睡眠の質が高まる
これは、やれば分かりますが、寝付きが良くなります。
それは、ある程度負荷をかけてトレーニングできるようになると、それに伴い交感神経がよく働くので、寝る頃には副交感神経が優位に立ちやすくなり、自然と寝付きが良くなり、睡眠の質が高まります。
普段から寝る前にケータイをいじったりする、睡眠の質を下げる習慣のある人でも、前より眠くなっていきやすいので、ある意味強制的に眠りやすい状況になり、睡眠の質が高まります。
睡眠は基礎代謝量に影響しますので、質が上がることで、痩せやすい状態になります。
3、筋力が高い方が消費カロリーも多い
これも簡単な理屈です。
筋力が高い人は、神経支配率が高いので、同じ筋肉量でも使える量が多くなります。
排気量の多いエンジンを載せた車の方が、ガソリンを多く消費するように、
人間も筋肉や筋力が多い方が、消費量も増えます。
また、【カロリーを消費する=熱量を生み出す】 なので、
筋力や筋肉が多い人って、近くに居てもなんだかあっついし、みんな暑がりです。
冬でも薄着ですし。
両方をバランス良く取り入れると良い
ここまで記事を書いて、こんなこと言うのもなんですけど、
私は、バランスが大事だなと思うんですよね。
筋トレにも有酸素運動にも
○カラダが引き締める、寝付きが良くなる、消費量が高まる
○汗をかいてスッキリ、脂肪が直接燃えやすい、お手軽に始められる
など、お互いに重複する所もありますが、それぞれに良さがあります。
特に女性のダイエットにおいては、どちらも欲しい効果だと思いますから、両方やると良いんじゃないかと思います。
■今回お伝えしたかったことは、
1~3の理由から、体重は筋トレでも必ず落ちます。
ということです。
もしもあなたが、
『有酸素運動をしなきゃ、体重は減らない。』
のように思いこんでいたなら、ぜひ今回の記事をみて知識の修正しておいてください。
いつもご覧頂きありがとうございます。
- 女性のダイエット専門パーソナルトレーナー 佐藤健二 -
長野県松本市、安曇野市、岡谷、辰野などからお越し頂いております。