今回は、ヒップアップトレーニングをするにあたって必要な資質(能力)をお伝えいたします。
前々回の記事で『お尻を鍛えるのはなかなか難しいんですよー。』とお伝えしました。
それはなぜなのか?
実は『ほとんどの女性がお尻の筋肉を使える状態になっていないから。』なんです。
では、お尻の筋肉が使える状態とはどのような状態なのか。
3つのステップに分けてお伝えします。
①お尻が硬い
まず運動初期の方は、ほぼ全員お尻が硬いです。
そもそも、はじめからお尻が柔らかい人には出会った記憶が無いですね。
お尻の筋肉は骨盤にべったりと密着しています。
その筋肉が硬くなると、深くしゃがめなかったり、姿勢が丸まったりして、お尻に刺激が入りません。
あなたは、
自分のお尻を強く揉みほぐしたり、誰かに指でググッとマッサージをしてもらったことってありますか?
その経験がなければ、まず間違いなく硬くなってると思いますよ。
ぜひ、テニスボールやゴルフボールなどで、一度お尻をほぐしてみてください。
やり方は、
座ったり、寝たりした状態でお尻の下にボールを置き、自分の体重でグリグリとお尻に圧をかけていきます。
はじめはみなさん、『イタッ!』って言って動けなくなります(笑)
そんな状態でも、2〜3週間も続ければ慣れてきます。
負けずにやってみてくださいね!
②骨盤を動かせない
骨盤を動かせないという方も多いです。
立って、膝を軽く曲げて、手を腰に置き、骨盤を、前⇄後ろ、右⇄左
とできますか?
試しにやってみてください。
その中でも、特に重要なのが、後ろ。
腰を反る感じで骨盤を後ろに動かせなくてはお尻は使えません。
私はこれをバランスボールで練習して頂くことが多いです。
興味のある方は、『バランスボール ペルビックチルト』でYoutubeで検索してみてください。
③体幹が弱い
ヒップアップトレーニングを行う時は、腰を少し反った状態をつくれなくてはいけません。
その為に①と②が必要になります。
そして、その状態をキープできなくては効果は得られません。
骨盤の反りをキープするもの。
それが、体幹の強さです。
立っても、しゃがんでも、寝ても、ヒップアップトレーニングを行う際は、腰を反った状態をキープする為に体幹を使います。
簡単に言うと、お腹を強く凹ませられるかどうかです。
どんな姿勢でも。
今あなたのお腹は強く凹みますか?
お腹を凹ませたまま立てますか?
お腹を凹ませたまましゃがめますか?
お腹を凹ませたまま歩けますか?
呼吸が乱れて続かなくなりませんか?
お腹を常に凹ませられるようにする。
この能力無しではお尻を鍛えられません。
それができないのにヒップアップ系のトレーニングを行うと、
骨盤がぐらつき、腰を痛めてしまいます。
3つとも必要不可欠
お尻の柔軟性、骨盤の動き、お腹を強く締められる体幹の強さ。
これらはお尻を締めるために、欠かせない素質(能力)です。
『スクワットが良いと聞いたから…』
『ヒップスラストがYoutubeで紹介されていたから…』
たとえ効果的な種目でも、
あなたにそれをこなせる能力がないと失敗に終わります。
あなたのお尻は使える状態になっているでしょうか?
チェックしてみてくださいね。
いつもご覧頂きありがとうございます。
- 女性のダイエット・ボディメイク専門パーソナルトレーナー 佐藤健二 -
長野県松本市、安曇野市、塩尻市、岡谷市、諏訪市、辰野町、駒ヶ根市などからお越し頂いております。