「はぁ~、つかれた。」
と仕事を終え、
家に帰ってから、
または帰る途中で、
甘いものを食べてしまう。
炭水化物を食べすぎてしまう。
・・・
あなたにも経験がありませんか?
「食べなきゃいいのに、我慢できなくて」
「食べないとやってられません」
とよくお聞きします。
「食べなければ痩せると思うんですけど」
ともお聞きしますが、
「食べないと反動で夕飯を食べすぎてしまう」
「夕食後に間食を食べてしまう。結局」
ともお聞きします。
・・・
最近、この現象の根っこの部分の理由が、わかってきました。
「ストレスで食べちゃうんでしょ!」
というご意見が聞こえてきそうですね。
でも、冷静に観察してみてください。
仕事後は、誰でもお腹は空くはず。
なのに、
食べてしまう人もいれば、
食べずにいられる人もいる。
夕食までガマンできる人もいれば、
夕食までガマンできない人もいる。
・・・
同じ仕事後なのに、この差はなんだと思いますか?
もちろん食べずに済む方は、ダイエットも美容も健康づくりも、次のステップへと進んでいけるわけです。
今回は、仕事後の甘いものや炭水化物の食べすぎで悩む女性のあなたに、その理由をシェアしたいと思います。
食べてしまう本当の理由を知り、その具体的な対策を理解し、実際に行動につなげていただきたい。
そのために、まずはそういった女性に共通する、いくつかの事実を挙げます。
読みながら、理解の階段を登っていただけたら、嬉しいです。
ゆっくりと画面をスクロールしながら、読み進めてみてください。
朝は、寝起きが悪く、食欲不振
夜甘いものや炭水化物を食べ過ぎてしまう人は、
①寝起きが悪い人が多い
②朝は食欲の湧かない人が多い
という特徴があります。
逆に、
朝に食べすぎたり、甘いものを食べてしまう方は、少ないです。
むしろ食べれない方が多いです。
食欲が湧かなくて。
あと、そういう方は、
寝起きが悪い傾向があります。
目覚ましをかけてるけど起きれないタイプ。
朝起きれないのは、疲れが回復してないということ。
そして、
ぎりぎりまで寝ていて、起きてから忙しい/時間がない
↓
寝起きから交感神経がいきなり刺激される
↓
副交感神経の出番がほとんどなく、食欲が刺激されない(リラックスしていると食欲は刺激されるので)
↓
朝、食欲が湧かない
無理やり食べても、胃痛や胃もたれする
と連鎖します。
対策は、
食欲が湧かない
↓
今より1時間早く起きて、起床直後に水を飲み、ゆっくり朝を過ごすこと。
寝起きが悪い
↓
早く起きれるように早く眠ること。睡眠の質を上げること。
・・・
「それが無理なんです」
「早く寝ても、寝つきが悪く、睡眠も浅いんです!」
という声が聞こえてきそうです。
その理由は、一番最後に解説するので、ちょっとガマンしてこのまま読み続けていただけたらと思います。
遅れて来る空腹感に、お茶の習慣
夜甘いものや炭水化物を食べ過ぎてしまう人は、
①お昼前に、強烈な空腹感が来る
②間食に、甘いものやおせんべいを食べる傾向あり
朝をあまり食べていない場合、9時~10時くらいに、かなりお腹が空くようです。
朝食をまともに食べていないので、お仕事がちょっと落ち着く頃に、空腹感を感じるのだと思います。
強い空腹感があると、脳がぼんやりして仕事に集中しづらくなりますから、仕事の効率が悪くなる。
↓
だから間食をしたくなる。
↓
手っ取り早く空腹感を満たすには、炭水化物や糖質。
↓
その結果、間食の内容が、甘いものやおせんべいなど、和菓子・洋菓子になってしまうことが多いようです。
・・・
この、
「〇時だから、お茶にしよう」という文化。
忙しい職場であっても、ある所にはある。
特に、女性が多い職場に。
とても興味深い事実でした。
対策は、
・朝をしっかり食べること
これに尽きます。
朝を食べない
↓
血糖値、血中アミノ酸濃度が低下する
↓
それらの数値を上げるために食欲が湧く
なので。
朝食べれないと、負の連鎖が起きる。
ということです。
油の減らしすぎと、嗜好の勘違い
①油(カロリー)を控えるために、肉は食べない
②「私は炭水化物が大好き」と思っている
「消費カロリー>摂取カロリー=痩せる」だから、痩せたいので、カロリーを控える。
この思考は間違っていません。
しかし油は、少量でたくさんのエネルギーを産める、効率の良いエネルギー源です。
また、細胞は全身に60兆個あるといいますが、その細胞を覆う膜(細胞膜)の主要な成分も「油」です。
細胞膜の役割とは、家で言えばドアのようなもの。
油不足では、細胞のドアがうまく開閉せずに、
代謝に必要な物資(栄養)も、使われて出たゴミ(老廃物)も、出し入れできません。
つまり、油が不足すると、
細胞に栄養が届かないうえに、細胞内で老廃物が滞る。
↓
代謝が低下する。
となります。
※実際、油を減らしているのに痩せない女性はとても多いです。
・元気に活動し、消費カロリーを増やす
・エネルギーを確保し、間食やムラ食いを防ぐ
そのためにも、油の減らし過ぎは逆効果。
油とセットでタンパク質(肉や卵)まで減らすから、さらに良くない。
・・・
また、よく「私は炭水化物が大好きなんです」という女性に出会います。
誤解してほしくないのですが、
95%以上の人が、炭水化物や甘いものが好きです。(もちろん私も)
ただ、その中でも、
少量で満足できる人と、たくさん食べなきゃ満足できない人がいる。
もしかしたら、
「炭水化物や糖質をたくさん食べないと、満足できない」
↓
「あっ、私は炭水化物が大好きなんだ」
という風に思っているのではないでしょうか。
お客様の声を見ていただけると分かると思いますが、
運動を開始したり、タンパク質や油の摂取を前より増やすと、炭水化物や糖質の食べたい欲求って、減ります。(例外なく)
もちろん、みなさん炭水化物や糖質が嫌いになったわけではありません。
むしろ、前よりおいしく食べてると思います。(食べすぎを防げる安心感から)
・・・
のどがカラカラに渇いて水をたくさんを飲みたい時に、「私は水が大好きなんだ」とは思わないですよね。
「体内の水分不足」による、「水への欲求」が、のどの渇きという「症状」につながります。
「炭水化物や糖質をたくさん食べないと満足できない」のは、それと同じです。
「体内の〇〇不足」による、「〇〇への欲求」が、炭水化物や糖質がたくさん必要という、「症状」につながっています。
つまり、
「炭水化物や糖質が大好き」なのではなく、「体内で〇〇不足」ということなんです。
※〇〇はこの後すぐ解説します。
とにかく、今そういう状況の方は「私の体は、今はそういう状態なんだ」と認識してください。
意識を改めていただきたいことは、
・油は痩せるために必要な物
・タンパク質や油を増やすと、炭水化物(糖質)の必要量は減る
ということです。
ここまでのまとめ
夜、仕事後に炭水化物(糖質)を食べすぎてしまう方は、
・寝起きが悪い人が多い
・朝は食欲の湧かない人が多い
・お昼前に、強烈な空腹感が来る
・間食に、和菓子/洋菓子を食べる傾向あり
・油(カロリー)を控えるために、肉は食べない
・「私は炭水化物が大好き」と思っている
という特徴があります。
お気づきかもしれませんが、すべてが連鎖しています。
その連鎖が、仕事後の炭水化物(糖質)の食べすぎへとつながります。
ここまでを読むと、
「食事は、タンパク質と油も食べよう」
「朝30~60分早起きして、朝しっかり食べよう」
「そのためにも、夜ふかししないで早く寝よう」
という話になります。
・・・
もし、今回お伝えした対策を知らなかったなら、試していただけると良いと思います。
食事内容の改善と早寝早起きが続けられるなら、確実に変化を感じられます。
でも、
「知っていたけど、それがなかなかできない」
という方も多いのではないでしょうか?
「タンパク質や油が必要ってわかっているのに」
「早起きが大事だと分かっているのに」
「夜更かししないで、寝ればいいのに」
できない。
たまにできても、続かない。
だから結局、変わらない。
そんなことを、もう何年も繰り返してちゃってる。
・・・
ちなみに、
私もそれでかなり悩んでいたので、よくわかります。
お酒は飲まない方がいい
つまみに炭水化物(糖質)はやめた方がいい
夜は早く寝た方がいい
居間でうたた寝しない方がいい
寝る前にケータイは観ない方がいい
ケータイゲームはやらない方がいい
ケータイ動画はあまり観ない方がいい
やるべきことを後回しにしない方がいい
目標をもってコツコツ行動した方がいい
良い習慣を身につけていけば未来が変わる
そんなことは、分かっている。
それなのに、ついやってしまう。
それを何年繰り返したことか・・・
なぜ、分かっているのに行動が継続できないのか。
未来をもっと良くしたいのに、行動が伴わないのか。
意志が強い、弱いの問題ではない気がする。
でもそれが何なのか、雲をつかむようで分からない。
なんだろう・・・
常に考えていました。
そして最近、私の中で答えが出ました。
なんだと思いますか?
〇〇=エネルギー
その〇〇とは、エネルギーのことです。
(※宗教の勧誘とか、怪しい話ではありませんので、安心して読み進めてください。)
ここで言うエネルギーとは、単純に摂取カロリーのことではありません。
あなたが1日に使えるエネルギー(燃料)だと思ってください。
私たちは、エネルギー(燃料)不足になると、
甘いもの
炭水化物
居眠り
夜更かし
ケータイを見続けてしまう
など、
短期的な欲求/刺激に負けてしまいます。
つまり、自分にとって「楽」な行動を選択してしまいます。
朝は、コンビニの前を通っても何も思わないけど、
夜は、どうしてもコンビニに寄ってしまう。
朝は、「今日こそは食事頑張るぞー」と思っても、
夜は、「はぁ、やっぱり今日も無理…」と食べてしまう。
あなたにもそんな経験がありませんか?
ガス欠寸前なのに、ガソリンスタンドは通過(無視)できませんよね。
それと同じで、
エネルギー切れで、コンビニは通過できない。
エネルギー切れで、夜の炭水化物/甘いものの誘惑は無視できない。
ということです。
つまり、
家に帰るまでに、エネルギー切れになってはいけない。
ということ。
・・・
私たちが変わるためには、自分にとって楽じゃない行動が必要。
楽じゃない行動には、エネルギーが必要です。
エネルギー不足の疲れた状態では、たまに良い行動ができても、継続ができません。
そして気が付けば、結局いつも通りの行動/生活パターンに戻ります。
いわゆる「習慣」が変わらないということですよね。
習慣が変わらない=行動が変わらない
だから、いつまでも変われない。
変わらないばかりか、低下/衰退していく。
あなたが変わるためには、知識?エネルギー?
知識がなければ、正しい行動が出来ませんよね。
もし今回の話で、
「食事は、タンパク質と油も食べる」
「朝30~60分早起きして、食欲を刺激し、朝食をしっかり食べる」
「そのためにも、夜ふかしないで早寝する」
といった、知識や対策をはじめて知ったなら、まず試しにやってみると良いと思います。
でも、
「知ってるけど、できない」
「やってみたけど、続けられなかった」
という方は、
行動を継続できる体になるための、エネルギーを増やす具体的な行動を考えると良いと思います。
「どうすれば、エネルギーは増え、疲れにくい体になるのか?」
それは次回、また詳しくお伝えしていこうと思います。
さいごに
さいごまでお読みくださりありがとうございます。
今回の話は、かなり濃いめの内容だったと思います。
これを書くのに1週間かかりました(汗)
もし今回の話で、理解がまだ浅い感じがするなら、2度3度お読みいただくのをおススメします。
理解が深まり、ダイエットが成功へとつながっていくはずです。
すべて机上の空論ではなく、事実をベースに書いたので、参考になると思います。
私は、あなたが変わるお手伝いをしたいので、全部話します。
その分、情報量が多いです。
ご自分の知識として身につけていただけたら、うれしいです。
ではまた、次回をお楽しみに。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
- 女性のダイエット専門パーソナルトレーナー 佐藤健二 -
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