世の中には、間違ったダイエット情報が出回っています。
もしかしたらあなたも、様々なダイエット情報で頭を悩ませていたりしませんか?
私はあなたに「間違った情報に騙されず、正しく元気にダイエットしてほしい!」と思っています。
そこで、私の実体験やこれまでの指導経験を元に、「違うでしょ。」と感じるダイエット情報を切り捨てます。
今回は、「プロテインを飲むと太る」という情報について。
少し長いですが、お付き合いいただけたら幸いです。
プロテインを飲むと太る?
「プロテイン飲みすぎると太るよ。」とか、「運動しないでプロテイン飲むと太るよ。」と、言われたことがありませんか?
「えっ、そうなの?でもダイエットにいいって言うし…どっちなの!?」と混乱していませんか?
・・・
まず、結論ですが、
大丈夫です。
プロテインを飲んでも太りません。
飲みすぎても、運動をしなくても。太りません。
それはなぜか?
さて、順を追ってお伝えしていきましょう。
はじめに、あなたにとって「太る」とは?
まずあなたにとって「太る」とは何でしょうか?
きっと多くの女性は、
「体重が増えること」と答えるのではないでしょうか。
ただ、もう一歩踏み込んだ意味は、
「脂肪が増えて、体重が増えること」ですよね。
「筋肉が増えて、体重が増えること」ではないと思います。
ちなみに、
脂肪が増えて体重が増えると、体脂肪率は増えます。
皮下脂肪や内臓脂肪として見た目がたるみ、太った印象になります。
筋肉が増えて体重が増えると、体脂肪率は減ります。
おなかやお尻、太もも二の腕などにハリが出て、痩せた印象になります。
「・・・でも、わたしには筋肉が増えることも太ることです!」
という方は、残念ながら今回の記事を読んでも何も得られません。
速やかに右上の×ボタンで、このページを閉じていただければと思います。
(ケータイなら、横に「シュッ!」とスライドしていただければと思います。)
・・・
太る=脂肪が増えて体重が増えること
とご理解いただけたなら、
「プロテインを飲んでも太ることはない。」
と、さらに理解が深まっていけると思います。
ぜひ以下を読み進めてください。
プロテインにはカロリーがあるけど太らない
「プロテインを飲むと太るよ」という情報の根拠には、
「タンパク質は1gにつき4キロカロリーある。
炭水化物も1gにつき4キロカロリーある。
炭水化物を摂りすぎると脂肪となって太るように、
タンパク質も摂りすぎると脂肪となって太る。」
という、考えがあるのかもしれません。
なるほど。
その考えは妥当に感じますし、間違っていないとも思います。
私も学生の頃、そう考えていた時期がありました。
・・・
しかし実際問題、太りません。
なぜか?
その理由を解説してきます。
タンパク質は脂肪になる前に筋肉や細胞になる
まず一番の理由が、
タンパク質は筋肉や細胞などになるから。
タンパク質はエネルギーとして使われる以外に、筋肉や細胞(血液、髪の毛、爪、皮膚、内臓、脳)の構成部分になります。
たとえば、
肌や骨、軟骨を構成するコラーゲンは、タンパク質が主成分。
髪の毛や爪などを構成するケラチンも、タンパク質が主成分。
よく、美肌にはビタミンC、髪の毛や爪には亜鉛と言ったりします。
その理由は、コラーゲンやケラチンを作る際に、ビタミンCや亜鉛といった栄養が必要になるから。
ビタミンC不足だと肌のハリが損なわれたり、亜鉛不足だと爪が変形したりもろくなったりするのはそのため。
でも、ビタミンCも亜鉛も、あくまでわき役。一番重要なのは、主役成分のタンパク質。
名わき役が揃っても、主役がいなきゃ舞台が成り立ちませんよね。それと同じ。
・・・
あなたは、肌のハリや髪の毛のコシ、爪の丈夫さ、関節の軟骨の厚みに、「十分足りてる。自信あります。」と感じますか?
「全然足りない。もっと欲しいです…」と感じるなら、
「タンパク質が不足している。(ビタミンCや亜鉛なども)」という証拠です。
ちなみに、
炭水化物はエネルギーとして使われる以外は、肝臓や筋肉にエネルギーとして蓄えられます。
その、肝臓や筋肉に蓄えられる量って、ごくわずかで、筋肉の少ない女性は、なお少ない。
運動量が多くて、蓄えたエネルギーをたくさん使ってる人ならまだしも、
1日の歩数が少ない松本市や安曇野市、塩尻市など地方の人は、
炭水化物(糖質)を摂ると、脂肪になりやすく太りやすいと言えますよね。
(プロテインにはほとんど炭水化物は含まれません。)
ここまでをまとめると、
・タンパク質は、炭水化物と違ってすぐ脂肪にはならない。
・そもそも不足している栄養素だから、よけいに脂肪にならない。
と分かると思います。
「プロテインを飲みすぎて太る」は起こらない
「でも、プロテインを飲みすぎると太るよ~」と、聞いたりもします。
・・・
まず「飲みすぎ」とはどのくらいのことを言うのでしょうか。
たとえば、
プロテインは、1杯でタンパク質が約20gなので、1日10杯飲んだとしたら、タンパク質は200g。
ダイエット中、女性の必要量はだいたい100~130gなので、さすがに10杯は飲みすぎと言えそうです。
じゃあ5杯なら?20g×5で100g。
ちょうど目標値付近になりますが、これに3回の食事を+すれば130gは超えちゃうかな。
だいたいの女性の3食のタンパク質摂取量は、30~50gなので。
そう考えると、
1日5杯+3回の食事だと、ちょっと多そう。(慣れてきたらもっと飲む人もいますが)
だから、「ダイエットのためでも1日5杯以上は飲みすぎ」と言えると思います。
・・・
ただ、そんなに飲む人いますか?
ふつうプロテインを飲み始める時は、まず1杯から始めて、多くても毎食(3回)飲むくらいじゃないでしょうか?
「プロテインを飲みすぎると太るよ~」という人は、
「プロテインを1日5杯以上飲み、それを数カ月続けた結果、太った。」
という経験やデータがあるのでしょうか?
余分な量は吸収されずに排せつされる
私は、ダイエットのためにプロテインを飲みすぎた方をたくさんみてきました。
それによって、胃もたれやおなかを下す人はたくさん見てきました。(私も何度も経験してます。)
でも、「プロテインを飲んで太った」という人は、未だに見たことがありません。
「タンパク質は、余分な量は吸収されずに排せつされる。」と言われます。
私も、上記のような経験から、
「余分な量は、吸収されず排せつされる。だから脂肪にならない」
のだと、経験的に理解しています。
その手のアドバイスはスルーする
あなたがダイエットのためにちゃんと勉強し、賢くタンパク質を摂取しようと考えた結果、プロテインを飲もうとしているその時に、
「プロテインを飲むと太るよ」という類の、知ったかぶりな知恵をあなたに授けようとする人がいたら、笑って流してあげてください。
その手のアドバイスをされたらスルーする。これが一番。
飲み続けてダイエットをして、美しく痩せていくあなたを見て、その方も考えを改めるかもしれません。
それかもしくは、今回の記事を、その方やプロテインで悩まれている方にシェアしてあげてください。
その意味も込めて、今回、超長文で解説しました。
(実は私の知り合いに読んでもらうためにも書きました。)
ダイエットには、プロテインは効果的
私自身、自然食中心やオーガニック食を多く食べてた時期があります。
「食品添加物や人工甘味料、加工食品は良くない。」と、力んでいた時期もあります。
自然食もオーガニック食も、とても良いものです。
でも、ダイエット中、栄養で1番重要なことは、目標のタンパク質を摂取すること。
タンパク質不足で筋肉が減るようなダイエットは、
肌のハリが失われ、シミやシワができ、体力も落ち、髪の毛が細くなって抜けたり、、、
とにかく悲惨だから。(漏れなくリバウンドもする)
自然な食品だけでは、タンパク質を目標の量摂るのは、正直きつい。
男の私ですら、毎日鶏胸肉200g、卵4つ、納豆1パック摂るのでやっとです。
オーガニックにもいいけど、それにこだわるとお金もすごくかかる。
だから手軽&安価に摂れるプロテインが、やはりおススメ。
・・・
理論や思想、個々の主張はいろいろあると思います。
でも実際にやってみて、お客様にもご案内する中で、
【ダイエットには、プロテインは効果的】
今はそう確信しています。
今回の記事で、あなたが安心して、プロテインを飲み、ダイエットに励んでいただけたらうれしいです。
さいごまでお読みくださり、ありがとうございます。
- 女性のダイエット専門パーソナルトレーナー 佐藤健二 -
長野県松本市、安曇野市、塩尻市、岡谷市、諏訪市などからお越し頂いております。