長野県松本市で活動しています、
女性のダイエット専門パーソナルトレーナー、佐藤です。
食事を摂る時、カラダが熱くなった経験はありませんか?
あなたの周りにいませんか?
辛い物を食べている訳でもないのに、食べながら『熱い熱い』と言ったり、汗をかいて食事をしている人。
こういう人って案外、痩せている人に多いです。
その理由は、食べた時に消費されるカロリーが多いから。だと考えています。
消費カロリーが多い状況は、熱を産むので、カラダが熱くなる。
そして新陳代謝が良い人は汗をかく。
だから消費されむくみにくく痩せている。という流れも考えられます。
この、食べた時に消費されるカロリーとは、
食事誘導性体熱産生(DIT)といいます。
(DIT=Diet Induced Thermogenesis)
※以下DITと略します。
DITは高められる
この反応は、食事の摂り方、体質、環境などで高めることが可能です。
分かりやすい目安はこちら
辛い>甘い
おいしい>おいしくない
料理の温度高い>料理の温度低い
時刻が早い>時刻が遅い
場所が明るい>場所が暗い
リラックス>慌ただしい
よく噛む>よく噛まない
タンパク質>糖質>脂質
活動量多い>活動量少ない
体温高い>体温低い
です。
つまり!
『日頃から運動をしていて、体温は36~37℃、料理は脂質が少なく、タンパク質多めの、辛めの味付けで、あっつあつのまま、リラックスできる明るい部屋で、よく噛んで、食事は朝昼夕、早めの時間に、満足いくようおいしく食べる』
ことが理想になります。
無理ですね(笑)
盛り込み過ぎ。全部はさすがに^^;)
これを全部毎回取り入れることは難しいかもしれませんので、私がおススメする効果的なDITの高め方をお伝えします。
①朝食を摂る
朝食を摂るメリットは他にもたくさんあります!
朝食を摂ると痩せやすい3つの理由でも書きましたね。
このDITという観点からもおススメですね。
②よく噛む
これも超お勧めです。
費用がかからないのに、『効果が絶大だから』です。
(よく噛むことについては、いずれまた。)
③タンパク質多めの食事を摂る
ダイエット中知っておきたい知識、糖新生でも書きましたが、タンパク質はダイエット中は特に必須の栄養素。
そのタンパク質はDITという面でも活躍します。
なんと摂ったカロリーの内、タンパク質は30%が自動的に消費されるからです。
ちなみに、糖質は20%、脂質は10%です。
脂質は、とても必要な栄養素でダイエット中も摂らなければいけませんが、高カロリー&GI低いので過食がち&DITが低いので、やはりダイエット中は抑えた方が良い栄養素ではありますね。
④おいしく食べる
『ダイエット中でも、おいしく食べたい。』そう思いますよね。
その欲求って自分の欲だけじゃなく、消費カロリーを増やす。という面でも立証されているんですね。
ぜひ、調理法や味付けなどを工夫して、おいしく食べましょう!
⑤食事の前に軽い運動をする
これをあえてやっている人はほとんどいないのではないかと思います。
内臓も筋肉です。
血行が良いほうが、収縮がうまくいき、内臓も活動しやすいと思います。
とりあえずの軸(生活リズム)の作り方でも書きました。
食前にちょっとで良いので、ストレッチや軽い運動をする。
ぜひ試してみてください。
1日の消費量を増やす時の考え方
どうだったでしょうか?
全3回に渡り、消費カロリーについてお伝えしてきました。
今よりも消費カロリーを増やす為には、運動、基礎代謝、食事誘導性体熱産生(DIT)にアプローチする必要があります。
運動量は、消費カロリーを増やす。
基礎代謝は、本来の基礎代謝を取り戻す。
DITは、少しでも消費するよう食べる。
といった感覚で取り組んで頂ければと思います。
『でもそんなに大して変わらないじゃん。』
そう感じられた方もいるかもしれませんが、
こう考えてみてください。
基礎代謝、DITが今よりも高まり、1日に100~200kcal増える。
そうすると1ヶ月30日として、3000kcal~6000kcal/月、多く消費するようになる。
それだけで、月に0.5~1㎏近く脂肪が落ちる事になるんです!
さらにここに運動(200~400kcal/回)が足されればダイエットは加速していく。
その場だけ。1日だけ。ではなく、
ひと月。3ヶ月。
と長い目で見ることがダイエットでは成功する考え方だと私は思います。
すごく長くはなりましたが、ダイエットでは大切な知識。考え方をお伝えしました。
今回の内容が少しでもあなたのダイエットの助けになればと願っております^^)